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■第46期全日本連珠名人戦 挑戦手合い第2局解説

仮先 黒 八段 岡部 寛 対 白 名人 長谷川一人  

第2局、今度は岡部八段の仮先です。瑞星は予想通りでした。A級リーグでも瑞星の指定は徹底していましたし、特に最初の指定では得意な作戦に持ち込む方が有利だからです。

岡部八段も長谷川名人も珠型を固定して戦うタイプなので、もしかすると、この決定戦はこの珠型(疎星、瑞星)以外は現れないかもしれません。

この3手目までの形は瑞星(ずいせい)と呼ばれる形ですが、白4が屈指の強防です。しかも、第1局で述べたように、有段者規定である「五珠二題打ち」でしか強防になりえません。定石の黒(10の地点)では黒が必勝となってしまうからです。また、これ以外の黒5は白が必勝となってしまうため、この黒5が唯一の場所で、しかも黒白互角という非常に不思議な形なのです。念のため言うと、黒5で良さそうに見える8に打つ手は、白611に押さえられ、簡単に負けてしまいます。これも黒のみが三々禁があるルールのためですが、この黒にのみある禁手が、より連珠を面白くしているのです。

【第1譜 1−20】
  さて、白10まではお互いに変化の余地がない展開で、黒11も一番多く打たれます。白12は10年ほど前ならほとんどこの場所でしたが、最近は19に打たれる方が多くなりました。実際、もし岡部八段が白番だったら、まず間違いなく白1219を選んでいたでしょう。
  譜の白12が近年減った最大の要因は、黒13という手が出現したからでしょう。黒13は「稲妻」と命名され長い間打たれましたが、黒が有利な変化が多く、未だに主流の一手となっています。連珠にも流行というものがあり、10年ほど前は稲妻ばかり打たれましたが、黒が有利な変化が多かったためか、白が12を避け、最近はあまり打たれていませんでした。しかし、先のA級リーグでも何局か打たれていますし、復活の気配があります。その原因はやはり白の対策が進んだためで、白18の防ぎが案外打てるとされたからでしょう。

従来は一路左でしたが、それだと黒19があまりにぴったりで、黒が有利に展開できたのです。しかし、白18は上辺での反撃の味があり、黒ものんびりしていられないという事情になってきました。たった一路の違いですが、それで違った結果になってくるのは連珠には良くあること。連珠の奥の深さを示すものでしょう。長谷川名人も当然この形は事前に研究し、白でも打てると判断していたのでしょう。

 黒19は一路左もありますが、こちらの方がふんわりした感じでいいでしょう。白20もがっちり防いでおいて悪くないという判断で、勝負はまさにこれからです。

【最終譜 21−38
   ここで昼食休憩となりましたが、休憩の間にもしっかり考えたと思われる、黒21が問題の一手でした。確かにここは急所で、タイミングよく打てば、黒勝ちを決める一手になります。しかし、この場合は少し早すぎたようです。と言うのも、白22から思わぬ反撃をもらったからです。

   実は、この攻め筋は普段なら何でもないのですが、黒21の石が加わった事により、34の地点を三々にする狙いが発生してしまいました。黒が打ったがゆえに白に攻めが発生するとは、なんとも不思議なことです。岡部八段もまさかここで白が攻めてくるとは思っていなかったでしょう。実際、単純な攻め筋なので、防ぐのは簡単だと思ってしまいます。

   白は26の四ノビをして、強引に30まで34点の三々禁を狙ってきました。こういう時は慌てず騒がず黒31と止めておくのが手筋なのですが、白はなおも32,34と攻めてきました。実は案外この攻めがやっかいなのです。白36で四三が見えているからですが、止める候補はだいたい3箇所です。形的には黒35と止めたい(上辺への白の進出を警戒)のですが、それなら四々禁だから打てないな、と見ていたら本当に黒35と打ってしまいました。

   高段者なら一目で読める筋がなぜ見えなかったのかわかりませんが、ここに来て心配していた「ポカ」が出てしまいました。長谷川名人も驚いたことでしょう。

38までで黒の投了となってしまいましたが、以下四追いで38の一路下で四々禁になります。まさに急転直下の出来事でした。時間がない状態ならよくあることですが、時間がまだたっぷりある場面では滅多に起こらないことで、岡部八段もまだ緊張していたのでしょうか。

これで名人の1勝1分、あと1勝で防衛までこぎつけました。岡部八段としては、何とか第4局、第5局に持ち込むことが大切でしょう。何と言ってもまだ若い。まずは1局でも多く打ち、場を踏む事が将来にわたって財産となります。今後に期待しましょう。

なお、黒21ではいろいろな手が考えられるところで、例えば参考図1のように攻めるのも有力です。うっかり白が24と止めると、黒25からすかさず勝ってしまいます。ただ、黒21と打ってしまうと上辺への展開ができなくなりますので、下辺で勝ってしまうつもりでないと打てません。今後の研究課題となるでしょう。また、黒が35を四三の焦点に止めた場合の以下の展開の一例を参考図2に示しました。白38に先着して白が有利とは思いますが、まだまだ長い戦いが続いたでしょう。

【参考図1】

   【参考図2】 

     

●第3局を見る




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