連珠(五目並べ)を楽しもう!
 社団法人・日本連珠社
 広報委員会
 委員長・小俣光夫
連珠(五目並べ)を楽しもう!

「ごならべ」が、今や"RENJU"となって世界のゲームになりました。
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連珠が受ける国際化の波(続)

筆者:河村典彦(かわむらのりひこ)日本連珠社理事、RIF副会長


▼本編を読まないと解釈に誤解を生じる恐れがあります。必ず本編からお読みください本編はこちら

 2008年5月、懸案であった開局規定の問題が解決することとなった。以下はその詳細である。

 前回お伝えしたように、日本とヨーロッパ諸国との間で、新たな開局規定の考え方に大きな違いがあり、3年以上も解決できないでいた。こう着状態に陥ったが、事態は4月になって大きく動き出した。これまでのこう着状態に業を煮やしたRIF会長のヨンソン氏から新たな提案がなされた。それは、日本の主張する「題数指定打ち」を暫定的に正式RIFルールとし、RIFの公式棋戦をこれで行う、というものであった。日本はもちろんこの提案を歓迎したが、ロシア、エストニアを中心としたヨーロッパ勢がこれに強く反対、事態はまた混迷することとなった。

・水面下での交渉

開局規定が変わらないのはヨーロッパ勢も困る、さりとて日本の主張するルールは受け入れられない。ということで、ロシアの代表であるサルニコフ氏から、日本に対し非公式で(会議に出席予定の飯尾副理事長に対し)打診があった。ロシアはどのルールがいい、悪い、ということではなく、とにかく1つに決めるのは早急だ、という主張であり、もっといろいろなルールを試してみた上で判断したいということであった。そこで、「日本の主張する題数指定打ちを世界戦で使うのは認めるので、いろんなルールを認めて欲しい」というのが彼らの要求であった。ここで言う「認める」というのは、レーティング対象にするということである。日本では馴染みがないが(段という考え方が一般的)、彼らにとってレーティングは実力を素直に反映する一番の指標であり、レーティングの対象にならない棋戦は参加しても意味がないという考えなのである。そこで、これを踏まえてRIF副会長でもある河村理事から次の仲裁案が提案された。

「世界戦は日本の主張する題数指定打ちを導入する代わりに、他のルールもレーティング対象として正式に認める」

基本的にこの提案にロシアはほぼ同意。エストニアも基本的には合意で、事態は一気に解決に動くこととなった。そして、5月に行われたチーム世界戦の最中にRIF会議が行われ、各国の合意を得ることとなった。

・日本は「名」を、ヨーロッパは「実」を取った

 最終的には、「2つの大きな世界戦(世界選手権、チーム世界戦)は日本の主張する題数指定打ちで2012年までは打ち、その他のRIF棋戦(ヨーロッパ選手権など)はその主催者がどのルールを採用するか決める。また、拒否権システム(ロシアが主張していた、対局ごとに対局者がどのルールを使用するか決めるシステム)も採用して良い。2012年に再度どのルールを採用するか決める」ということで合意を得た。これは、日本としては日本人が参加するであろう大会には日本の主張するルールで打てる上に、世界戦が日本のルールを採用したことで「日本の主張が通った」と胸を張れる結果になったと考えており、ヨーロッパ勢としても世界戦だけ我慢すれば自分らの主張が通ったことになり、お互い満足の行く結果となった。形の上では日本が「名」を、ヨーロッパは「実」を取ったことになる。ただし、2012年にはまたこの問題が勃発することは容易に想像でき、それまでに両者が歩み寄れるかが今後の焦点になるだろう。

・今後の課題と見通し

 とにかく、これで事態は大きく動き出した。ヨーロッパでは、既に新しい開局規定での大会が始まっており、日本も来年から題数指定打ちを導入する予定で進んでいる。日本もレーティングシステムの整備やデータベースの蓄積など、これまでなかなか進まなかった懸案事項を解決し、来るべき国際化に備える必要がある。また、会員一人一人が国際化の意識を持つ事も重要である。今回、側面で交渉を支えたのがRIFの連珠ブログであった。このブログは、様々な国の選手が様々な意見をぶつける場として大いに役に立った。今後も各国の情報、意見をブログを通じて開示する事により、各国メンバー同士がコミュニケーションを図り、相互理解を深める事が重要である。こうした活動が次期ルール問題の解決の糸口になることであろう。

筆者:河村典彦(かわむらのりひこ)日本連珠社理事、RIF(連珠国際連盟)副会長

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